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滅びに向かっている現代日本人 1


滅びに向かっている現代日本人

縄文杉。鹿児島県屋久島の標高1300mの原始林中にある同島最大の杉の樹の名称であり、推定樹齢は三千年といわれる。しかし、地球の異変は、この杉にも及ぼうとしている。
 それは人間自身が齎
(もたら)した「悪しき個人主義」であり、人間の持つ「エゴイズム」である。


●生態系が急変する日本の現状

 生態系の急変は、世界の様々な箇所で起っているが、日本にも、こうした変化は顕著に現れ始めている。
 喩
(たと)えば、沖縄県の西表島には、東南アジアに見られるマングローブmangrove/亜熱帯や熱帯の河口・潮間帯の泥地に発達する特異な植物群落。場所により構成種は多様であるが、東インド諸島・マレー、南西諸島や台湾に見られる。ちなみにマングローブはマレー語の「 monggi 」に由来する)の林があり、北海道にはロシア連邦などのユーラシア大陸の一部や樺太(からふと)などで見られるトドマツ(椴松(とどまつ)/アカトドマツの略称でマツ科の常緑高木であり、主に北海道北部・樺太に自生する)の林がある。しかし、こうした樹木にも生態系の変化が顕われ始めている。

 特に、植物帯
(vegetation zone)は帯状に配列した植物群落を云う。これらは普通、垂直分布についていい、主に温度要因による相観の違いで分類するもので、下方から上方に帯状に配列し、順に裾野(すその)から丘陵帯・低山帯・山地帯・亜高山帯・高山帯と配列される。しかし、こうした配列にも変化が顕われ始めている。

 こうした生態系の異変の原因は、生態系のバランスを破壊する移入種が問題になっている。移入種の影響は想像を絶するものがある。
 近年、外国あるいは国内のその他の地域から、本来の野生生物が持つ移動能力をはるかに超えて、意図的あるいは非意図的に移動・移入した種
(移入種)が急増しており、地域固有の生態系や、生物相biota/一定の場所・地域に生息する生物の全種類を指すが、動物相と植物相だけを合せていうこともあるが、基本的には菌類相や微生物相なども含む)の存続に対する大きな脅威(きょうい)となっている。

  移入種の影響は、本来の在来種の希少種などの捕食、あるいは競合する在来種の駆逐
(くちく)などの直接的な影響だけでなく、近縁種との交雑(遺伝的に違った形質を持つ個体間の交配)による、遺伝的汚染や採餌(さいじ)行為による植生(しょくせい)の破壊などの、間接的な影響も含めた、悪影響が広範囲に亘(わた)っている。

 また、関係する分野も家畜、園芸、ペット、内水面漁業
(河川や湖沼などの内水面で行う漁業)、輸出入など、多岐にわたる為、問題の構造は極めて複雑で、然(しか)も深刻な様相を呈している。元々その土地に生息している生きものを、生物学上は「在来種」と呼称する。
 在来種は、ある地方に永年飼養または栽培され、その地方の風土に適応した動植物の品種のことで、「地方種」ともいう。

 しかし、昨今のペットブームは、外来種を放つと言う現象が起きた。飼い主の身勝手なモラルは、本来の在来種のバランスを崩す間接的な影響を齎
(もたら)したのである。外来種が、在来種を食べたり、在来種から餌や暮らす場所を奪ったり、在来種と交雑する原因を作ったのである。
 その結果は、在来種の減少、絶滅、遺伝子の喪失、地形や環境を変えてしまうなど深刻な問題を引き起こしたのである。

 そして日本列島は、今や
「外来種天国」と成り果てた。
 交通機関の発達により、地球の移動距離が短縮化され、より早く、よ大量に、そして安易に、外国の生きものが持ち込まれ、移入種の魚などが、ペット愛好家により、湖や川などに放たれた。
 また園芸愛好家によって、あるいは野草を引き抜いて、外国産の植物を植えたりする事で、古来より続いて来た日本の生態系が破壊され、絶滅の危機に瀕
(ひん)しているのである。

 地球の歴史から見ても、一旦絶滅した生き物の種は、人間の技術では作り出すことができない。人間の都合だけで、長い間育まれた、生き物の歴史を崩壊させているのである。二本の「現代」はその典型を「東京」に見る事が出来る。東京こそ、日本の典型的な縮図である。そして、そこには外食産業や風俗産業などの、金銭至上主義を優先する生涯が花盛りである。

 しかし、少し考えてみれば分かる事だが、動蛋白をふんだんに消費する外食産業や、単に一時の慰安を求める助平野郎の性欲を満喫させる、こうした産業が、果たして神仏の許可を頂いた、神界のもの、霊界のものであろうか。

 神仏など一切存在しないと力説する勇ましい御仁
(ごじん)も居られようが、人間は、生まれて、死んでの、ただそれだけの存在ではないのである。生きている時が「花」、生のある今が「花」というのであれば、この「花」は上辺だけの真実味のない苦海に彷徨う徒花(あだばな)なのだろうか。

 人間は、既に淘汰される時代に入っている。間引かれるのだ。
 来るべき高き波調に、そぐわない者は、生き残ることができない。永遠の死が与えられるのである。霊的波調が高い者だけが、自然淘汰の凶事から脱出できるのだ。

 いま、私たち人間が想像を絶するような、神界霊界の世直しが地下から沸き起っている。あるいは大型台風や大交通事故で、天からの鉄槌が下るだろう。汚染された地球は、自ら自浄作用を起そうとしている。地球規模の変革が起ろうとしている。その変革は人間の棲
(す)む現象人間界ばかりでなく、神界や霊界域まで及ぶだろう。
 果たして、これから先の人類は、こうした激変に耐えうる事が出来るだろうか。




●熱帯林の急変

 
天地は、今まで始まって以来の大激変を行おうとしている。しかし、こうした兆候に気付く現代人は少ない。
 この兆候として、熱帯雨林が急速な勢いで、激変を始め、これはやがて大激変に変化するだろう。

 地球の表皮部分の陸地を考えると、森林の占めている範囲は陸地の約30%に及ぶ。このうち、熱体地域に分布している熱帯林は全陸地の約12%を占めている。赤道周辺の地域には熱帯林の生息地が集中している。ここは多くの野生動物が生きている場所である。周囲は多くに樹木に覆
(おお)われ、野生動物が生きる為には、非常に過ごし易い所である。

 またこうした地域は、森林事態に雨水を貯蔵する自然の仕組みが出来上がっていて、樹木や周辺の土は、これ等の水を貯蔵するばかりでなく、洪水や山崩れを防ぐのにも役立っている。

 現在、熱帯林は地球の陸地面積の約12%あると云われており、また地球上に生息する野生動物の約50%が熱帯林に棲
(す)んでいると云われている。更に、熱帯林に分布する森林の樹木は光合成によって大気中の二酸化炭素を吸収し、酸素を作り出す働きをしている。

 今日の地球温暖化の原因は、二酸化炭素であり、これまでは樹木が吸収する二酸化炭素で地球温暖化は抑えられていたのであるが、近年に至って年々二酸化炭素の抑制が弛み始めた。熱帯林は人間や動物だけに限らず、地球自体にとっても大事な役割を果たしていたのである。

 ところが、この熱帯林は急速に失われているのである。

 1990〜2000年にかけて、熱帯林が減少し始めたのである。それも、都会に棲む現代人には想像も付かない急速な早さで、である。
 毎年1420万ヘクタールもの天然林が失われ、その減少に拍車を掛けっているのである。1420万ヘクタールというのは、日本の本州の面積の約二分の三に当り、年々その勢いに速度が増して来ていると言う。

 北半球に集中する非熱帯地域の先進国では、森林保護や植林が行われているが、これ以上に上回る熱帯地域の森林破壊は、先進国が天然林を保護したし植林をしたりと言う程度では、防ぎ切れないスピードで、いま広大な森林が失われているのである。

 この背景には、急激な人口増加と、貧困などの複雑な問題が絡み合っており、国力を強化し、経済発展の為には致し方ないと言う消極的な考えに収まっているのが実情である。
 特に、ブラジルのアマゾン川流域や、インドネシアのマングローブ林のある地域では、森林の破壊が急速に進んでいると言う。

 こうした直接的な原因は、大規模な農地開発にある。熱帯林を焼畑農業で失う事もその原因であるが、他にも、食用油や洗剤の原料になる油椰子
あぶらやし/西アフリカ原産の大形のヤシで、果実はマーガリン・石鹸の原料にされる)などの伐採や、日本では家を建てる為の木材として、あるいは紙を作る場合に熱帯林の乱伐採が行われている。

 1960年代、外国から自由に木材が輸入出来るようになると、値段の高い日本産の木材より、熱帯林で採取された木材が広く遣われるようになった。
 そして今、日本が積極的に輸入しているのは、熱帯地域で伐採された木材が最とも多いと云われている。
 この事は、地球自身に浄化作用が失われ、大自然が人間の反撃する暗示かも知れない。



●人間は災いの生き物か

 
パウロPaulos/キリスト教をローマ帝国に普及するのに最も功の多かった伝道者。もと熱心なユダヤ教徒でキリスト教徒の迫害に加わったが、復活したキリストに接したと信じて回心し、生涯を伝道に捧げ、西暦64年頃ローマで殉教)の黙示録の冒頭には、


   人間は災いなり、
   罪人は災いなり、
   なぜ、彼等は生まれたのか。



 とある。

 もし、パウロが指摘する通り、多くの地球上の生き物が絶滅状態にあるとするならば、この原因は、まさしく人間である。
 これまで人間は、食糧や薬品、衣服や装飾品として使用する為に、必要以上に動植物を捕獲し、殺して来た。高価な動植物程、高く売れるので希少価値の高い動植物ばかりを狙い、乱獲し、その為に絶滅に追い込んで行ったのである。

 人間が、これまで地球の主役であると言う思い上がりが、このような結果を生み出した。しかし人間は、様々な生態系の一部を担っている、動物の一種に過ぎなかったのである。人間の淫
(みだ)らな行いと、欲望を満足させる為の愚行で、貴重な地球の財産を失なわしめたのである。
 しかし、このように感じながらも、これを止めようとしないと言うのも、また現実である。拝金主義が、欲望へと趨
(はし)らせるからである。

 ために、人間はパウロから、「人間は災いなり」と定義されたのである。
 「熱帯林の伐採や、野生動物の乱獲は自然を破壊する。また、こうした乱開発は生き物の棲
(す)む場所を奪い、野生動物は絶滅の一途にある」と知りながら、人間はこれを止めようとしない。知っていて、今なお、行うのであるから、まさに「罪人」である。

 地球温暖化に頬
(ほ)っ被(かぶ)りし、化学物質の使用を未(いま)だに止めず、更には移入種を場違いな地域の自然に解き放ち、生態系のバランスを破壊し、絶滅に向かわしめる犯人は、紛(まぎ)れもなく人間であった。

 人口増加にも加速度が掛かり、地球規模で見る南北問題は、南の貧困が自然を破壊し尽くしている。発展途上国の貧困層は、その農業手段が「焼畑」である為、この原始的農耕法は草地や林地などで、雑木・雑草を焼き尽くし、その焼跡に蕎麦
(そば)・稗(ひえ)・大豆・粟(あわ)・トウモロコシなどを蒔(ま)き付けるが、旱害を蒙りやすい畑であり、十数年後再び焼畑として用いる為に、森林地帯が急速な勢いで失われている。

 このままのスピードで熱帯雨林の破壊が進めば、百年以内に熱帯林は絶滅すると予測されている。この事を、先進国の多くの国民は知りながら、これに有効な手を打つことができないでいる。
 だが、今有効な手を打つ事が出来なければ、野生動物の数が激少するだけではなく、今まで樹木が行って来た働きが停止されてしまうのである。


 森林が失われば、水を貯える貯蔵庫がなくなり、山崩れなどの災害が起る。樹木が行っていた光合成による酸素供給が減れば、二酸化炭素が増加すると同時に、地球温暖化に益々拍車が掛かる。しかし、地球温暖化は、地球温暖化を唱える一部の学者の仮説に過ぎない。更に、樹木が激少する事で、次に顕われる現象は、地球の砂漠化である。

 これは二酸化炭素が原因とする地球温暖化説が正しいとする判断の結果からではなく、むしろ現代人と云う、この人種の行動やエゴイズムによるものではないか。
 地球温暖化説からばかり来るものではないことは明白であり、地球自体がこうした変貌する時期に入っているのかも知れない。あるいは「地球の変化」の時期であり、異常気象によるものを原因とするものも少なくないであろう。

地球はこれまで通りの、正常な自然循環を齎すことができるか。

 地球の環境は大気や水、あるいは土や太陽光の恵みだった。こうした生物が生きる為の環境要素が失われば、生物はやがて死滅に向かうであろう。生き物が生きる為の要素は、環境要素がバランスを保ち、拮抗(きっこう)状態にある時のみに限られるのである。
 そしてこれらは、非常によく出来た食物連鎖を繰り返して保たれていたのである。
 生態系のバランスは、非常によく出来た食物連鎖によって齎
(もたら)されていたのである。

 だが、生態系が一度破壊されると、動植物の激減だけに止まらず、また人間もこの苦汁の世界に取り込まれてしまうのである。
 現代の文明とは名ばかりで、現代人は苦汁の世界に向かって突き進んでいるのかも知れない。

 今日の現代社会が、抜き差しならぬ状態で運営されている事実があることを忘れてはならない。「現代」という時代が、人類死滅の兆候を示しているのではないか。
 そして地球環境は、単に一つの環境変化だけではなく、それは地球自体の地核変動や気候の変化にも連動されているいうことだ。
 神から見た、「災いなる人間」は、これから先の「火」と「水」の試煉
(しれん)を、洗礼として受けねばならないのか。



●地球温暖化説の真相

 地球は温暖化の傾向にあり、その元凶は二酸化炭素の排出に問題があると言う。果たして、地球温暖化説は、正しい説なのだろうか。それとも地球温暖化説を支持する学者の強硬策だろうか。

 昨今は地球温暖化が問題にされているが、この温暖化の原因を「温室効果ガス」にその原因を求めているようだ。学者筋では、温室効果ガスにその元凶を求め、二酸化炭素、フロン、メタン、亜酸化窒素などを犯人としている。しかし、果たして地球温暖化の元凶は、事実なのであろうか。

 本来、地球というものは、太陽光で暖められ、宇宙の彼方へ赤外線の形で熱を排出する機能を持っているので、実際には温度が上がってしまうと言う現象は起こらないはずである。
 大気中には赤外線を吸収する気体である「温室効果ガス」が存在し、宇宙にこの熱を放出する。ところが、宇宙に放出するはずの熱を、二酸化炭素の増加により、温室効果ガスが増え続け、地球温暖化に歯止めが効かなくなったとする説が有力になり、全世界は温暖化の方向に向かっていると言うのである。

 そして、今以上に温暖化が進めば、森林の破壊や野性生物の絶滅が予測され、農作物の不作や漁獲量の減少が起こり、食糧危機が訪れると言われている。また、日本に於いては、夏場の30度を超す暑い日が増え続けると言われる。海洋の海水が暖められ、海面が上昇し、更にはその悪影響により、台風が大型化し、それが頻繁
(ひんぱん)に発生すると言うのだ。
 あるいは降雨量に変化が生じ、雨が多く降る地域や、降らない地域の格差が極端に激しくなり、大水害や大旱魃
(だいかんばつ)が発生すると言う。また、その為に衛生状態が兇(わる)くなり、熱帯地方の伝染病が、北半球の温帯地方にも蔓延(まんえん)し、この地域にも伝染病が大流行すると言う。

 更に温暖化が進むと、暑い日が続き、こうした結果から、エアコンなどの冷房や冷蔵庫の使用が多くなり、電力の需要が高まって、電力不足が生じると言う。だからこうした炭酸ガスによる地球温暖化を防ぐ為には、二酸化炭素の排出量を少なめにすると同時に、環境問題に対して、クリーンな電力エネルギーである原子力発電所の増設が必要であると言うのだ。果たして本当だろうか。

 しかし、こうした「炭酸ガスによる地球温暖化説」には、何処か政治絡みの、温暖化をアピールする原子力産業の画策が感じられてならない。
 環境問題には、リサイクルとかゴミ問題が絡み、次に安全な食品といった人間の生活に直接に関わる個別の問題とは別に、熱帯雨林の消失、大地の砂漠化、そして地球温暖化などのグローバルな地球規模の問題が、意図的に関連づけられて、現代人に多くの関心を集めている。そして「グローバル」という言葉を用いると、そこには「人を騙
(だま)す」のに、一番いい構造と画策が感じ取れるようだ。

 いま、現代人が直面している「地球温暖化問題」は、その背後に「風が吹けば桶屋が儲
(もう)かる」式の構図が隠されており、「炭酸ガス問題によって、地球が深刻な状態に陥っている」という、原子力産業の画策が隠されている事に気付きはしないだろうか。

 では、「地球温暖化説」を一体誰が言い出したのか。
 この仮説の言い出しっぺは、NASA
(アメリカ航空宇宙局)の研究者だったハンセンという一人の研究者だった。そして、この「地球温暖化説」に、直ちに同調したのがフランスであった。

 フランスはこれまで地球温暖化説など、掲げた事は一度もなかった。更には、フランスは、環境問題に対しては非常に冷酷な態度を取り続けた国であった。
 ところが原子力産業の斜陽化に対し、地球温暖化説に便乗し、環境問題を利用して、傾き始めていた原子力産業をバックアップする政策に転じたのである。

 つまり、地球温暖化の背景には、「原子力発電は炭酸ガスを出さないクリーンなエネルギー」という、人類へのアピールがある。
 一方、石油による火力発電は、炭酸ガスを排出し地球環境を悪化させる。したがって、クリーンなエネルギーである原子力発電の方が環境には優しいのだという、原子力発電の優位のアピールをし、更に「石油が枯渇
(こかつ)する恐れがあるから原子力が必要だ」という戦略を打出したわけだ。

 物質文明を追い求めると言う物質偏重思考は、次々に物質的豊かさを追い求める文明ですから、より豊かに、より便利に、より快適にと言うことが、その文明を支える基本となる。同時にこれは、個人の欲求であると倶
(とも)に、企業や国家の欲求でもある。

 1990年代当初、世界の地球問題は「地球の寒冷化説」に偏
(かたよ)っていた。ところが地球の温暖化を問題にする人達は、「炭酸ガスが産業革命当初に比べて、2割以上も増えている」と言う。その一方で、その事が今日どのような影響を与えているか、全く議論がなされていない。どこか訝(おか)しいではないか。
 炭酸ガスの2割増し状態が起こった事で、どう言う事が起こったか、これを検証しないまま、炭酸ガスと地球温暖化説だけを結び付けて議論している。この誘導的な働きは、果たして地球温暖化説が、科学の上に成り立っている学説か、非常に疑問なところである。

 1990年代当初、世の多くの気象学者は「地球寒冷化説」を立て、この事について研究していたのである。その頃、地球の炭酸ガスはとっくに2割以上を越えていた。既にこの頃、産業革命によって齎
(もたら)された炭酸ガスの2割増し状態を越えていたのである。
 そしてこの当時の定説は、「いま、一時的には地球が温暖化の方向に動いているように見えるけれども、これは一時的な現象であって、今後は確実に寒冷化の方向に向かっていく」と、私たちを脅
(おど)していたのである。
 だから「原子力推進派」は、原子力発電が必要であると盛んにアピールしていたのだった。
 それがいきなり「地球温暖化説」に急変したのは、如何なる理由からであろうか。

 この時、多くの地球の住民たちは、「地球寒冷化説」が、「地球温暖化説」に急変したのは、「何か新しい発見があったのではないか」という錯覚を抱いてしまったのである。ところが、大気中の炭酸ガスは増加して、温暖化するという説は、何も新たな学説ではない。それなのに今日の気象学者が、異口同音にして「地球温暖化説」を支持するようになったのは、そう言わないと研究費が貰えないシステムに、国の研究機関が出来上がっているからだ。

 また、「地球寒冷化説」では、テレビや新聞にも取り上げてくれないし、マスコミの注目も、気象学者の方には向かない。そこで、「研究費が貰えない」という理由と、「マスコミが気象学者に注目をしてくれない」という二つの理由から、今度は寒冷化説を捨てて、温暖化説に恥も外聞もなく、学者の良心に露程の痛みも感じず、恥知らずにも、温暖仮説を支持する側に廻ったわけだ。

 こうした事から、地球環境問題は「地球サミット」のようなものを幾ら開催しても、この問題はそう簡単には解決できない仕組みになっている。
 「地球」とか、「グローバル」とか、「国際化」などというと、あたかもその形容詞が、政治的な政策の上に立っている事が分かろう。こうした形容詞は、地球の住民たちを騙
(だま)すのに最も手ごろで、便利な言葉であるからだ。これは政治家の、与野党議員を問わず、「デモクラシー」とか、「民主主義」を標榜(ひょうぼう)していれば、国民は簡単に騙すことができて、票が獲得できる構造と全く同じ理屈なのである。

 この理屈により、地球の住民たちは「温暖化すると海面が上昇する」というウソを、何の疑いもなく信じてしまったのである。その裏に、原子力産業の思惑がある事も知らずに。
 その上、原子力発電が炭酸ガスを出さないと言うウソまで、簡単に信じてしまったのである。

 原子力推進派の言によれば、「発電所の中では石油をあまり燃やしてないから、炭酸ガスは出ない」と嘯
(うそぶ)く。ところが、発電所を建設したり、ウラン鉱を採掘したり、ウランを燃料に加工する時には大量の石油を遣(つか)い、大量の炭酸ガスが放出される。これを考えると、原子力発電は火力発電以上に多くの石油を遣う事になり、原子力発電が「炭酸ガスを出さない」という発言は、最初から地球の住人たちを騙している事になる。

 更に問題点を探究すれば、「炭酸ガスが増えると、地球は温暖化する」という仮説を、よく吟味しなければならない。
 多くの気象学者は、「地球が温暖化すると、南極の氷が溶けて海面が上昇する」という仮説を支持しているようだ。これは果たして正しいのであろうか。

 一般的に考えれば、地球が温暖化し、温度が上昇すれば、氷が溶けるのは当たり前のような気がする。しかし、盲点は「当たり前」と錯覚し易いことから、人を騙す死角が隠れていると言える。

 勿論
(もちろん)、地球が温暖化すれば、南極大陸の緑の部分の氷は溶けるのであるが、何十度も気温が上がるわけではないから、南極大陸の大部分が氷点下であることには変りはない。このことは、そんなに多くは溶けない、また海面が極端に上昇するほど溶けないという事を顕(あら)わしている。

 更に地球が温暖化すると、大気中の水蒸気が益々増え、それが南極大陸に流れ込んでいく。そして、この水蒸気がどんどん氷になって、南極大陸に降り積もっていく。これは結論から言うと、南極大陸の緑の部分の氷が溶ける分だけ、中心部の氷が増えると言う状態になって、結果的にはプラス・マイナス=ゼロとなり、何も変らないのである。
 むしろ警戒すべき事は、地球の温暖化説で海面上昇を警戒する事より、「異常気象」を警戒しなければならない。

 一方、地球の温暖化により、南極大陸の氷が溶けることより、温暖化によって、南極の氷は増加していると言う最近の報告がある。したがって、「温暖化」によって、海面が上昇すると言うのは、全くのウソであろう。
 つまり「地球温暖化説」は、いま徐々に化けの皮が剥
(は)がされているのである。

 そこで「地球温暖化説」を支持する気象学者達は、「海水の温度が上がると、海水が膨張して体積が増える」という、また訝
(おか)しな仮説を持ち出してきたわけだ。
 これも中学の理科程度の学力があれば直ぐに分かる事ですが、「海水温度が上がると、膨張するよりは先に蒸発してしまう」のである。蒸発すれば、海水の温度は下がる事くらい中学生でも知っていよう。
 それに海水の膨張率は小さいので、もし海水の膨張により海面域が上がったとしても、それは僅かに10cm程度に過ぎないのである。つまり、海面というのは、海水が膨張して海面が上がるほど、困った状態は起きないのである。

 こうした仮説が、国家筋や権威筋で、さも事実のように語られ、それに各国の国民を巻き込んで、地球温暖化問題に同意を得ようとしているのは、科学的根拠があっての事でなく、これに政治問題が絡み付いているからだ。

 この背後の画策を解読すれば、「石油が枯渇するから原子力が必要だ」という資源枯渇問題に絡ませて、こうした環境問題を利用して、原子力発電の優位性をアピールする政治的な画策が潜んでいる事が窺
(うかが)われる。則(すなわ)ち、政治的な画策の裏には「原子力推進派」の原子力産業の思惑が隠れていて、これを奨励するために、「地球温暖化仮説」が巧妙に利用され、世界中の多くの人々は、これにまんまと騙されているのだ。

 よく、「加工されたニュース映像」で、氷河が溶ける映像が流されるが、「氷河が溶ける現象」は、自然の周期的な現象であり、人間が齎したとされる「温暖化」とは無関係なのである。
 「氷河の溶ける現象」は、自然の周期的なサイクルであり、「温暖化」というよりは、地球の周期的な
「異常気象」によるもので、人間がつくり出している生活反応の温暖化現象とは、殆ど関係がない。但し、今後の「排ガス規制」などは、今後とも厳重に行うべきであろう。

 それよりも、むしろ、「地球温暖化」を持ち出して、今日の石油エネルギーから、原子力エネルギーに転換させようと云う、政治的な目論見の方を、最も警戒しなければならない。

 バイオエネルギーが、近未来のエネルギーのように、多くの報道機関が宣伝しているが、これはトウモロコシや小麦などの穀物相場を混乱に陥れただけだった。また、このバイオエネルギーの宣伝の裏には、原子力エネルギー推進派の思惑が隠れていて、世界中の多くの人々は、局面的な氷河が溶ける映像を見せられて、「今でも急速に、加速度的に温暖化が進み、それが氷河を溶かしている」と信じ込まされ、騙されているのである。

 人類が発見したエネルギーの中で、石油エネルギー以上に、効率のいいエネルギーは、まだ残念ながら発見されていないのである。国際政治や経済動向により、現代社会は地球規模で動かされていると言う実情がある。この実情に流されやすいのが、また日本人でもあるのだ。この民族は、否、この人種は何処に行こうとしているのであろうか。



●天地がまぜまぜになる大激変

 現代人の昨今の狂気は、異常なものを感じる。
 敏感な人は既に気付いていようが、いま都会から、都会の喧騒
(けんそう)を逃れて、地方に引っ越す人が居る事だ。それも地方都市などではなく、山奥に引っ込んだ田舎に移り棲(す)む人が居る事だ。
 これはまるで、火事や災害に遭遇する前兆を感じて逃げ出す、あの鼠
(ねずみ)の感覚ではないか。

 人間が、日に日に増加し、物質的幸福を求めて一方に殺到すれば、他方は不平や不満が出るのは当たり前のことで、種々喧
(やか)しき問題が一挙に浮上して来るのは世の習いである。また、それが抑圧された者の生物としての心情反応である。

 こうした反応が顕われると、生物一般は、隣人に対する愛情を失い、利己主義に陥る。また共食いが起る事でも知られている。
 人間の場合は、獣欲が旺盛になり、不倫や不道徳の限りを尽くし淫乱へと傾いていく。こうした背後に、現代人の動蛋白信仰が絡み付き、食肉常食の「雑食」に益々拍車を掛けている。これが「食の乱れ」と「性の乱れ」である。
 マトモな神経の持ち主ならば、こうした人心異常に、直ぐに気付く筈
(はず)である。

 その意味で東京は、現代社会の典型的な縮図と言えよう。そこには動蛋白中心の外食産業が軒を並べ、その肉を喰
(く)らわせて食肉常習者に仕立て上げる。単に、肉常食者に仕立て上げるだけでなく、霊的神性を曇らせ、人格と品格の次元を低くさせて、霊的波調の粗(あら)いものへと作り替えてしまうことだ。

 また風俗関係の商売が、性の慰安を求めて徘徊
(はいかい)する獣欲家たちに、誘惑の魔の手を拡げて忍び寄り、隙(すき)あらばその人間ごと生け捕って包み込もうとしている。年から年中、色ばかりに狂っていると、その人間の霊的波調は粗(あら)くなり、霊的神性が曇らされる。こうした人間に成り下がってしまった者は、霊的波動までが低下し、大激変には相当な苦しみを受けるものと思われる。

 来るべき大激変は、これまでの人類の想像を遥かに上わることだろう。
 それは「立て替え」の為の新しき世を意味するからだ。魂の鋳型
(いがた)構造が、新しきものと取り変えられる為だ。霊的波調の粗い者は、その「移行」と「取替」において、構造上の「型違い」で苦しむであろう。此処に起る地球規模の霊的波動は凄まじいばかりだろう。

 物質界の低い次元と、霊的波調の粗くなっている人間は、この大激変に耐えられまい。
 霊的昇華
(れいてきしょうか)に辿り着けない者は、勘(かん)が鈍くなり、「見通し」が兇(わる)くなり、霊性が下がり、その肉体は滅ぼされ、淘汰されよう。
 天地開闢
(かいびゃく)以来の大激変が起るのだ。そこには人災や天災を含めた、「火」と「水」の試煉が待っているのだ。

大異変の前に必ず顕われる飛蝗(ひこう)。飛蝗はバッタ科のトノサマバッタやサバクトビバッタなどが、多数群飛して移動する現象である。広大な草原地帯で発生し、通過地域の農林作物は惨害を受けることで知られる。生息密度が低いときは群飛しないが、高密度になった世代では、形態上あるいは生理上に著しい変化が起っときに飛蝗化する恐ろしい昆虫である。もし、こうした昆虫が飛蝗化した時、日本列島も例外ではないだろう。
 飛蝗が飛蝗化する日、それは食糧を海外からの輸入に頼る日本の滅ぶ時かも知れない。

 既に今日までにも、陸地の大規模な冠水や侵蝕や、更には異常隆起が起り、その後の地軸の移動が懸念(けねん)されている。豪雨による大洪水、大型台風、大地震、大雷、大竜巻、そして飛蝗(ひこう)の異常大発生などの、ありとあらゆる大異変が、同時に、複数重なって発生する懸念がある。本来、「飢饉」というものは、複数が重なって起るものだ。

 喩えば昭和6年
(1931)の世界的な異常気象の二年前の1929年(昭和4)10月24日には、ニューヨーク・ウォール街で「暗黒の木曜日」といわれる世界的規模の経済恐慌が起った。まさに昭和という時代は、不況で幕開けした時代であった。

 昭和の幕開けでの不況は、関東大震災が直接原因して、震災手形の処理問題で銀行は忽ち休業に追い込まtれた。昭和2年3月には、東京渡辺銀行の取付騒ぎが切っ掛けで、金融恐慌が起った。それに加えて昭和6年には、東北地方では冷害に見舞われ、大凶作となった。また、昭和7年には文部省調査で欠食児童が20万人に達したと言う。これは日本ばかりでなく、アメリカは旱魃
(かんばつ)の襲われ、不況は一層深刻なものになっていた。

 その他にも、中国・揚子江沿岸では豪雨による大洪水が起り、東欧や西シベリアおよびイギリスでは大旱魃が起り、ギリシア・アテネではバルカン半島の南端に位置しながら、この地方は寒冬地帯となり、異常気象で農業が大打撃を受けた。地球規模の異常気象と世界恐慌が重なり、その背後ではファシズムとニューディール政策で不況克服の模索が始まっていた。そして、日本の場合、世界大恐慌と異常気象が、満洲事変を起す要因となっていた。歴史は複数の事象が重なる事で、それを転機として急変するのである。

 そして、平成の今日、再び異常気象が起り始めている。異常気象は日本だけのものでない。世界的な規模で起っている。平成十九年の春、ニューヨークに寒気団が押し寄せて凍死者や、雪の害で事故死者が続出したのは私たちの記憶に新しい。
 また、平成18年から19年の日本の冬は、暖冬現象が起り、極端に雪が少なかった。雪だけでなく、降雨量も少なかった。温暖旱魃かの傾向が見られた。そしてこの年の冬の雪不足は、同時に水不足を招いた。

 しかし、問題はこれだけで終らない。問題の中心は「飛蝗
(ひこう)」である。飛蝗は寒冷に弱い。大雪に見舞われるような、寒い冬が到来すれば全滅する。ところが今年の冬は温暖だった。既に中国では、蝗いなご/バッタ科イナゴ属)が大発生した。飛蝗は、バッタ科のトノサマバッタやサバクトビバッタなどである。
 この昆虫は9月頃に産卵する。地下7〜8cmの処に卵を産みつける。卵は越冬する。翌年の4月には第一齢の幼虫が地上に出て来るが、冬の時期に雪が降り寒冷であった場合は孵化
(ふか)しない。

 ところが温暖だと、暖かさに助けられて、翌年の4月頃には巨大な群れが一斉に孵化する。飛蝗は9月に産卵し翌年の春に孵化するのであるから、農村では秋の収穫期に農作物の大打撃を受け、春から初夏に掛けての田植え時期に再び大打撃を受け、もし旱魃と飛蝗で東北地方が打撃を受ければ、潰滅
(かいめつ)状態が発生するかも知れない。これは何も、今年だけの話ではなく、来年も、再来年もあるいはそれから先、ずっと飛蝗への警戒は怠れないだろう。

 飛蝗は、生息密度が低いときは群飛しないが、高密度になった世代では、形態上および生理上に著しい変化が起って飛蝗化する昆虫なのだ。これに天変地異などの大激変が重なれば、重大な事態を発生させるであろう。食糧危機と大異変が重なればこの惨状は大きい。

 そして、大激変のクライマックスは、大都会を襲う自然淘汰だ。都会人が殺される自然淘汰である。地方都市も、この洗礼からは免れようがないだろうが、大都会ほどではないだろう。

 現に東京などの夜の喧騒
(けんそう)に浮かれる大都市の霊的波動は日増しに悪くなっている。霊的波動がどす黒くなっている事に敏感に感知する人は、大都心を離れて、郊外に引っ込むか、地方の田舎に引っ越そうとする人が増えた。この人達は、大都会へ心惹かれる者の、淘汰される未来予知を察して、都会から離れようとしているのである。

 既に淘汰される側と、そうでない側が二分されたと見るべきであろう。
 大都会の夜の喧騒に惹
(ひ)かれ、こうした者に心を奪われている人は淘汰の憂き目から逃れられないであろう。一方、都会の喧騒に嫌気が差し、ここから離れる人は何とか生き延びよう。

東京名物浅草の浅草十二階は八階辺りからポッキリ折れてしまった。

東京のシンボル的な名物であった浅草十二階の陵雲閣一帯。

 こうして歴史の中から、大正12年9月1日、午前11時58分に発生した関東大震災の大地震を考えると、来る大激変はこれを上回る巨大なものである事が分かる。
 そして物質文明の恩恵を受けている利己主義に趨
(はし)る獣欲家らは、彼等が持つアクやアカが残らず掃討され、淘汰されるであろう。魂が浄化されていない者は、悉(ことごと)く淘汰されるであろう。



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