運気 八門人相 房中術 癒しの杜 菜根譚 小説 会報Back No. 合気 蜘蛛之巣伝 死の超剋 霊的食養 心法
薬になる植物図鑑 1
薬になる植物図鑑 2
薬になる植物図鑑 3
薬になる植物図鑑 4
home > 薬になる植物図鑑 > 薬になる植物図鑑 3
薬になる植物図鑑 3


●つゆくさ

つゆくさ

 ツユクサ科の一年草で、畑地や路傍などに見られる。全体軟質で高さ30cm余で、茎は地に臥す傾向がある。葉柄は鞘(さや)状であり、夏から初秋にかけて、蝶形の藍色で左右相称の花をつける。生息地は北海道、本州、四国、九州。
 “つゆくさ”は「露草」という文字が遣われ、他にも、帽子花、アイバナ、アオバナ、カマツカ、ホタルグサなどの名前がある。
 古来この花で布を摺り染める。若葉は食用となり、また、乾燥すれば利尿剤となる。

採取時期
摘要症状
服 用 方 法 と 薬 効
食用方法
若葉や茎は5〜7月頃に先端の柔らかい部分を、花は6〜9月頃。 利尿、腎臓病、解熱、下痢に効果がある。  全草を日に干したものを煎じて飲用する。利尿に効果があり、腎臓病、解熱剤、下痢に効く。偏桃腺には、煎じた液でうがいすればよい。また、風呂に入れると、あせも、かぶれ、かゆみに効果がある。 ゆでておひたしにするか、各種和え物によし。また胡麻油で炒める。



●さといも
さといもの葉・茎

 里芋(さといも)はトイモ科の一年生作物で、本体は熱帯では多年生。地下の根茎から長柄の葉を出す。葉は大きな長心形で水をはじく性質を持つ。花は仏焔苞(ぶつえんほう)に包まれた肉穂花序をなすが、普通日本では開花することはない。
 原産地は熱帯アジアで、世界の温帯および熱帯で広く栽培されて、日本にも古く渡来し、一部は河川等の三角州に野生したものもある。
 雌雄同株で、芋は塊茎、葉柄と共に食用とし、品種が多い植物である。

収穫したさといも
さといもの煮付け


採取時期
摘要症状
服 用 方 法 と 薬 効
食用方法
草丈は、早生で110cm、中生で125cm、晩生で130cm夏に葉を出し、イモ部は秋から冬に掛けて収穫する。 肥満予防、便秘予防、高血圧予防、疲労回復、消化促進、潰瘍予防、打身、捻挫、肩凝り、腰痛の緩和、皮膚ガン。  体が痩せてしまったり、食欲がなく体力が衰え、下痢状態にある時の食事はさといもが適当である。また、口が渇く人は一般的に言って便秘タイプの人であり、こうした人にも適当である。更に甲状腺の肥大など、躰の至る所にしこりのある人も効果がある。
 更に民間療法としては、打身、捻挫、腰痛の緩和などにも効果があり、そのほかリュウマチ、神経痛の痛みなども、シップ薬として用いれば効果がある。
煮物、田楽、汁の実、ぬかつぎに適当で、皮を剥き、塩揉みをして茹で汁を零し、滑りをとって調理する。

 さといもは、芋類の中では非常に低カロリー食品であり、植物繊維も豊富なので肥満予防には効果が大きい。高血圧予防や疲労回復にも有効で、カリウムを多く含んだ食品である。
 また、さといもの滑り部分には、ガラクタンという食物繊維の一種が含まれ、消化を助け、胃壁や腸壁の潰瘍
(かいよう)を防止して、内臓を強化する働きがある。

 さといもを遣
(つか)っての、打身などの緩和に用いる場合は、「里芋湿布(さといもしっぷ)」を行うと効果がある。里芋湿布は武術関係者の間では古くから知られ、江戸時代より、一部の流派の柔術道場では、打身や骨折の痛みをとる為に、さといもが盛んに用いられた。
 また、明治初期には石塚左玄
いしづかさげん/陸軍薬剤監)が打身などの怪我の痛み止めに、里芋湿布の特殊な製造法をイモ薬として公開している。

石塚左玄

 石塚左玄の里芋湿布の製造法は、次の通りである。
 里芋を清水でよく洗い、皮を剥
(む)いて下ろし金ですり降ろし、これと同量の小麦粉を合わせ、この二つを合わせたものを全量の約一割の陳(ひ)ね生姜(しょうが)を、皮を剥き、擂(す)り降ろして、この三種類を擂鉢でよく擂り合わせる。

 これを患部の全面を覆うだけの木綿またはガーゼに、厚さ3mm程にして篦
(へら)で伸ばし、寒い時は火で温めて患部に当てる。その上にゴム布かビニールを置いて被せ、更にその上に布をあて繃帯(ほうたい)か絆創膏(ばんそうこう)で固定する。イモ薬の中には同量の塩を加えてもよいとしている。

 このイモ薬だけで治る病気としては、膝、臂
(ひじ)、手・足の指の関節の痛みなどであり、赤く腫れて痛む時や、また、盲腸炎の初期、急性腹膜炎で腹部に熱を持ち、腹がキリキリ痛む時もよい。更に、耳下腺炎【註】耳下腺の炎症で、患部の腫脹・疼痛を来す。流行性耳下腺炎は俗に「おたふくかぜ」といい、ウイルス性)、顎下腺炎、横根よこね【註】鼠径(そけい)リンパ節の炎症によって起る腫物。多くは性病に原因するが、また、下肢の創口から侵入した細菌が原因をなすこともある。便毒あるいは横痃(おうげん)とも)、打ち身、捻挫などの赤く腫れて熱を持ち、痛む時に効果がある。

 また、特効薬として使う場合は、里芋湿布の上を焼塩で暖めるか、生姜湯で患部を暖めておいて、里芋湿布を行えば効果が大きく、婦人病一切、膀胱カタル、慢性腹膜炎、肋膜炎、腹水、腎臓病、腎盂炎
じんうえん/腎盂の炎症で、種々の病原体、殊に大腸菌による。悪寒(おかん)を伴って高熱を発し、疼痛がある。炎症が腎臓自体に及ぶものを腎盂腎炎という)、盲腸炎の後期【註】初期には暖めてはならない)、肝臓病、扁桃腺炎、その他の咽喉(のど)の疾患、脊髄カリエス、肋骨や骨盤のカリエス、腸の閉鎖、急性慢性胃腸病【註】胃腸の潰瘍で出血したものは暖めてはならない)、胆石病、痔疾、赤痢、チフス【註】腸チフスの病原菌で、サルモネラ属のグラム陰性桿菌で菌体周囲に鞭毛を持ち運動する。経口的にヒトに感染する)、疫痢【註】特に幼児の急性伝染病。激烈な中毒症状、粘液下痢を主症状とし、高熱・痙攣けいれん・嘔吐・昏睡などを起す)、神経痛、リュウマチ、慢性膝関節炎、脚を踏み立てると痛む病気、冷えると痛みを感じる病気などに効果がある。

 焼塩で暖める場合は、食塩をホウロク
【註】焙烙といい、焼きの平たい土鍋で、火にかけて食品を炒ったり蒸し焼きにしたりするのに用いる)か鍋で焼き、大木は袋に入れて縫い、火傷しないように里芋湿布の上にタオルなどを敷き、その上に塩袋を載せる。塩量は腹膜炎または肋膜炎の場合は300〜400gが適量である。

 慢性腹膜炎の場合に、生姜湯を作る場合は、生姜を下ろし金で擂り降ろし、盃一杯程度を擂る。生姜と同量の辛子
(からし)を加えて袋に入れ、小型の土鍋に移して、水を1.2リットル加えて火にかける。次にタオルを四つ折にし、湯に浸して絞り、熱いタオルで腹部の全面を10回程度叩く。タオルが冷えたならば、再び湯に浸し、これを20分ほど数回繰り返す。腹部はある程度赤くなったら、今度は里芋湿布をするのである。

【里芋湿布】
 里芋湿布は一日二回取り替え、その度に生姜湯で腹部を蒸すのである。
 慢性腹膜炎では、更にハブ茶とゲンノショウコ
【註】「現の証拠」または「験の証拠」という字を用い、フウロソウ科の多年草で、原野に自生する。茎は半ば地上を這う。長さは30〜80cm。葉は掌状に分裂、葉面に暗紫の斑点がある。茎・葉共に細毛がある。夏、五弁で白または淡紅色の小花を開き、サク果を結ぶ。茎・葉は下痢止・健胃に有効)各々20gを水0.6リットルで、0.4リットルになるまで煎じ詰め、お茶を飲むようにして、里芋湿布と生姜湯の温湿布を行えば、たいていの腹膜炎は治ってしまう。

【里芋薬法】
 
この薬法は、単に打身や捻挫などばかりでなく、他にも、腫れ物や痛みを伴う病気で、肩凝り、筋炎、肉腫、皮膚癌、乳癌、中耳炎、盲腸炎などに用いると効果が大きい。

 里芋薬法での作り方は、里芋
(割合10)、小麦粉(割合10)、自然塩が適当でなければ食卓塩(割合1)、陳(ひ)ね生姜(しょうが)(割合1。【註】地中などに貯蔵して古くなった生薑の根茎の部分がよい)で、作り方は、まず里芋を皮のまま、少し芋の毛が焦げるくらい炭火で焼く。里芋を焼く場合、適当なのは焙烙ほうろく/素焼きの平たい土鍋のことで、火にかけて食品を炒ったり蒸し焼きにしたりするのに用いる)であり、これがなければフライパンを代用することもできる。

 次に、里芋の皮を剥き、下ろし金で擂
(す)り降ろす。これを同量の小麦粉と混ぜ合わせ、次に全量の一割程度の自然塩か食卓塩の「焼塩」【註】焙烙(ほうろく)などで煎(い)った塩を作り、これと同じく一割程度の陳(ひ)ね生姜を皮を剥(む)いて下ろし金で擂り降ろし、これをよく混ぜ合わせる。

 次によく練り合わせたものを、脱脂綿か、ガーゼか、消毒した紙の上に厚さ3mmぐらいに篦
(へら)で伸ばし、患部に貼るのである。もし、患部に熱を持っていたら、三時間後とに、これを貼り替える。熱がない場合は一日2回貼り替える。貼った場合、その部分の毛管運動を行うと、更に効果が高まる。
 この場合の注意点は、次の通りである。

かぶれて痒(かゆ)い時は、焼き方が不足であるか、皮膚が弱いからであり、よく焼くか、一旦中止して、その部分にスイマグを薄く塗る。しかし、余り焼き過ぎれば効果が小さくなり、皮膚に油を塗って貼ると、かぶれは少なくなるが、繃帯(ほうたい)か絆創膏で止める。
里芋薬を貼ると、全体として赤く腫(は)れる事があるが、これは効果を顕わして来た証拠であり、中止せずに続けなければならない。
皮膚癌や乳癌の場合は、白いブツブツが出て来て、ついには腫瘍(はれもの)がボロボロと崩壊して行く。
【註】腫瘍は体細胞が過剰に増殖する病変をいう。多くは臓器や組織中に腫物(はれもの)・瘤(こぶ)として限局性の結節をつくる。発生母細胞により上皮性と非上皮性、また増殖の性質から良性(腺腫・脂肪腫・線維腫・骨腫など)と悪性(肉腫・癌腫など)に分ける。乳癌の場合は明らかに腫瘍であるが、皮膚に近い部分に痼(しこ)りがあり、この部分の細胞が病変したものである。
里芋のエキスは、こうした悪性の腫瘍にも効果がある。
 ただし、末期化したものは非常に手こずる。あるいは他に転移することが多い。乳癌になる多くの女性は動物性蛋白質の摂取過剰で、食肉をはじめ、牛乳やチーズなどの常食者が多い。乳癌を予防する為には日頃から玄米・雑穀と穀菜食に心掛けるべきで、特に納豆などの醗酵食品を食べると、その予防になる。
乳癌になる女性は、現代栄養学の云う、「肉と野菜をバランスよく、一日30品目の御数」という信奉者に多く、積極的に動蛋白を摂る人が罹
(かか)り易いようだ。
腫物などは、口が開いたら、思い切って血の滲(にじ)むまで押して、芯(しん)を出し、その後に再び里芋薬を貼る。
里芋薬が乾いて取れない時は、陳(ひ)ね生姜(しょうが)を削り、その煮汁を作って湿らせれば、綺麗にとれる。
膝関節が悪い場合は、同じように悪い側の咽喉(のど)が悪いものであるが、膝に里芋薬を貼ると咽喉もよくなる。また、膝関節の少し上を両側から押さえた時、痛い方が悪い。こうした場合は、膝関節の前面部から大腿部に掛けて包み込むようにして貼り、裏面は貼らない。
男子は十代前半から、また、女子は月経が始まる頃から、一日置きに3〜7回就寝前に両膝関節に里芋湿布をしておくと身長が伸び、成人を過ぎてからも、結核に冒されない体質が出来上がる。

【ガン細胞の逆分化について】
 一般に
ガンは、自然治癒力の働かない病気と思われている。更に、こうしたガンに対するイメージが死病へと直結し、「ガン」イコール「死」という単純方程式を生み出した。そして、一旦ガンと告知されれば、「治らない」とか「助からない」と思い込んでしまうようだ。

 また、ガンに対する「ガン・ノイローゼ」なるものがある。これはガンを恐れる余り、発症するノイローゼである。
 俚諺
(りげん)に「内傷なければ外邪(がいじゃ)入らず」というのがある。つまり、自分の中に傷がなければ、外から邪気は入り込んで来ないと云うことである。これは精神面でも同じだろう。
 日々、ガンを恐れて、「ガンになりそう」とか「もしやガンでは?」と、こうした疑心から、「ガンは怖い」というイメージを抱いている人は、心の中に「内傷」を作ってしまうと云うことだ。
 そして、これが「外邪」を招くのである。

 例えば、これは自分が専門にする臟噐の治療を行っている医師らにいえることである。その専門にする病気に、その医師も罹
(かか)り易いと云うことである。毎日毎日、ガン発症で重篤な患者を眼の前に見て、その症状を解決する為に奮闘努力している医師こそ、自分も同じ病気になってしまうのである。これは知る人ぞ知る事実である。
 また、肺、心臓、肝臓のどの専門の医師も、自分の専門とする病気に、まっ先にやられてしまうことが多いようだ。

 「ガンは治り難い」という否定形を
心の中に抱いた時、そのイメージしたガンが、自らを襲うのである。人間は、恐れから、図らずも、その恐怖のイメージを膨らませ、自分で病気を作ってしまっているのである。それはイメージ力や、心に描いた心象化現象により、現実の人生そのものを作り出していると云っても過言ではない。

 さて、ガン患者が、例えば断食などをやると、細胞内では逆分化が促されるのである。ガン細胞とは、もともと正常細胞が病変したものであり、更には、細胞自体が血球から生じたものであるからだ。その為に、断食をして細胞を飢えさせると、新しい血球が出来ないから、喩
(たと)えガン細胞であっても血球に逆戻りするのである。この場合、正常細胞よりガン細胞の方が、迅速に血球に逆分化するのである。

 更に、断食中は血球に戻ることの出来なかったガン細胞の一部は、正常細胞から剥離
(はくり)して、排便時に便と一緒に排泄されてしまうのである。

 断食と云う民間療法は、腸壁にこびり着いた老廃物や酸毒物質を洗い落とす療法である。これにより、宿便が排泄されるのである。このことをよく知っているのは、動物達である。野生動物は病気になったり、傷付くと、食べ物を摂らず、断食をして、再生力が快復
(かいふく)するまで、じっと待つ習性がある。これは彼等が自然の法則を無意識のうちに会得している為である。

 「食べれば元気になる」という現代栄養学の考え方は全く間違っている。それはボクシングなどの格闘技を見ても分かるように、その他のスポーツ選手でも、格闘技選手でも、試合の直前にわざわざ食事をする人は居ない。
 食べれば内臓に負担が懸かるからであり、食後には消化器、肝臓、腎臓などと、様々な部分を総動員して消化に懸かるからである。また、拮抗作用があり、烈しく躰を動かしたり、戦ったり
(病気と闘うのも含む)、考えたりする方の力が弱って、肝心な「戦う」ということが疎(おろそ)かになるからだ。

 したがって、病気になると人間も食欲が著しく減退するのであるが、これは躰
(からだ)の正しい反応であると言える。こうした自然の摂理が働く中で、無理して食べたり、食べさせるのは間違った考え方である。また、病院などでは食欲不振患者に、鼻から管を突っ込み、流動食を流して無理に食べ物を胃の中に流し込む行為は、極めて不自然であり、間違った考えである。
 しかし、こうした事も、人それぞれに体質が違い、体力が違う為に、総ての患者が自然の摂理を全うしているとは云い難いのであるが、やはり先決な措置は、腸内に蓄積した酸毒物質を排泄することが急務であろう。

 皮膚ガンや乳ガンの場合、里芋湿布と並行して、玄米菜食の半断食を実行し、これに納豆などの醗酵食品を少量摂取し、乳酸菌やビフィズス菌
【註】腸管に常在し、多形態性を示す嫌気性細菌群は、乳児の飲む「粉ミルク」に多く含まれているのでこれを代用するのも一つの方法。これは腸内菌叢の主要な構成成分で、これらの菌の産生する乳酸や酢酸が消化に役立つ)などを用いて、腸内の老廃物を洗い落とす方法も極めて有効であろう。

 人間は、ガンでは死ぬことはなく、ガンを発症して死ぬのは、抗ガン剤の烈しい副作用により死ぬのであって、それは寿命であろう。
 昨今は、ガンに対し有効な対処法は、早期発見・早期治療がスローガンとして謳われているが、早期発見でガンの摘出手術をして、それで死ぬ人がいる。ガンそのものは、摘出に成功したものの、それにも関わらず真でしまう人がいる。これは果たしてガンが、人の命を奪ってしまったと言えるだろうか。
 しかし、こうして死亡した人も、死亡原因を記す死亡診断書には、「ガンによる死亡」と記入される。

 現代人である私たちは、この事を踏まえて、「生命とは何か」ということを改めて見直す時期が来ている。

 さて、ガン発症以降の食事や生活体後には充分に注意する必要があろう。概ね、次のようなことを厳守するべきである。

一つの信念をもって人生を生き抜くことが肝心。人生に目的を持っているときは、信念が強固になり、情熱的になる事が出来、その為にガンと共棲(きょうせい)しても、それ自体を忘れてしまい、健康な人と同じように活動ができる。そして、生かされていることへの日々の感謝である。
正しい食生活を身に付けることである。玄米・穀物菜食の「正食」に心掛けるべき出、これまでの食肉や鶏卵や乳製品などの動蛋白や、加工食品、食品添加物の使用していない自然食を摂るように心掛ける。また、食餌法の基本は粗食・少食であり、「腹六分目」にすることが大事である。更に大事なことは、唾液とよく混ぜ合わせて、「よく噛む」ことであり、咀嚼数を一口に100回程度にする。
呼吸法に心掛け、「内丹法」という下腹を鍛える運動をする。また、高低差のある山路の歩行や、小高い丘などのトレッキングも、脚力と胆力と精神力を強めるのに役に立ち、こうした有酸素運動は、血液内の酸素を取り込む上でも、非常に有効である。



●つばき

つばき

 つばきは、中国渡来のボケとよく似た木であるが、丈が低いのでクサボケの名がつけられた。ボケは木瓜(もっか)からの転訛で、木に瓜のような実がなるのでこう言われた。

紅つばき
白に薄紅がかったものは木瓜と称された。

 つばきは漢字で椿の他に、海石榴や山茶(さんちゃ)の字がある。
 ツバキ科のこの植物は、常緑高木数種の総称である。また、日当りのよい野山に自生する。
 ヤブツバキあるいはヤマツバキは暖地に自生し、高さ数メートルに達する。葉は光沢があり、厚くて革質で、葉の縁にはギザギザがあり、春は赤色大輪の五弁花を開く。多数の雄しべが基部で環状に合着しており、果実は円形のサク果で、黒色の種子を持つ。
 一般には園芸品種が極めて多く、花は一重や八重、花色も種々ある。また、つばきは熊本で改良された肥後椿
(ひごつばき)が有名であり、また、東北地方や北陸地方の日本海側の豪雪地にはユキツバキが自生する。

採取時期
摘要症状
服 用 方 法 と 薬 効
食用方法
11月〜翌年の5月頃に花を摘み取る。 滋養強壮や整腸、低血圧、傷口の血止めに用いる。  開花をする直前の花を日に干し、熱湯注いで飲用すると、滋養強壮に効果がある。また、つばきの花をアルミホイルに包み、蒸し焼きにした生葉を胡麻油で練って、傷口につけると、血止めの効果がある。 生で、胡麻油にさっと通してゆで、酢の物にする。また花弁を焼酎に浸け花酒にしたり、花茶としても利用できる。



●ツルナ
ツルナ

 ツルナ科の一年草で、茎は半ば地上を這う。花は小形で黄色で、各地の海岸に自生し、新芽・葉は食用として食される。本州・四国・九州の海浜地帯の砂地に自生し、ハマジャシャ、ハマナ(浜菜)とも呼ばれている。
 茎は地上を這い、先の方だけが頭を持ち上げたような姿形をしている。厚ぼったい感じのする茎を持ち、茎形の葉は一見ビロード状に見え、これは表皮の細胞が突起して乱反射する為である。夏場には、葉腋
(ようえき)に黄色の五弁の花をつける。漢名では蕃杏(ばんきょう)という。

 葉は常緑であり、茎や葉はともに草質であり、これが「山菜」の由来である。味はホウレン草に似ていて、和え物にすると美味である。但し、食用にする場合は灰汁
(あく)が強いので、ゆでてから用いる。汁の実にもなり、食べ時は、梅雨明けまで。また、梅雨が明けて葉にざらつきが顕われたら、胡麻油などで炒めものにする。

採取時期
摘要症状
服 用 方 法 と 薬 効
食用方法
一年草で、5月から梅雨時まで。 民間薬として健胃剤として、胃痛解消の薬用効果を持つ。  一時期、ツルナは胃ガンの特効薬として騒がれた事があったが、その実態は未だに定かでない。この植物は煎じて飲むなどをすれば、胃痛に効果が有るが、これが胃ガンに効くと言うのは、胃痛効果が有る為に、拡大解釈されたものであるらしい。 海辺から少し離れた日陰の黒い土に自生し、その味は柔らかくて美味。ホウレン草に似た味で、胡麻和えが最適



●ハス
ハス

 ハスは漢字で、「蓮」または「藕」と書く。この植物はスイレン科の多年草であり、熱帯アジアなどのインドなどが原産である。
 ハスが日本に伝わったのは縄文時代末期頃とされ、これが野生化されたとも言われる。また、ハスの栽培は、承和14年
(847)に、慈覚大師(じかく‐たいし)によって唐より齎(もたら)されたものが奈良の当麻寺に植えられ、これが各地の池沼や水田に伝搬されたとも言われる。ハスは多年生の水草である。

 ハスと仏教とのかかわりが強く、寺院の池、また池沼あるいは水田などに栽培された。長い根茎は、先端にゆくほど肥大し、ひげ根を出す。葉は水面にぬき出て、円く楯形で直径60cmに達し、長柄がある。夏、白色または紅色などの花を開かせ、普通十六弁で、果実や根茎
(蓮根/れんこんなどを食用とする。

ハス
古代ハス

 葉は地下茎から出た長柄につき、扁円形で、上面は窪んでいる。夏に水上に出た花柄の先端に大型の花を付ける。花の色は紅色、淡黄色、白色などがある。

採取時期
摘要症状
服 用 方 法 と 薬 効
食用方法
6月〜9月。地下茎は節が多く、泥の中に伸び、秋の終わり頃、末端部は甚だしく肥厚する。 胃潰瘍や十二指腸潰瘍、吐血や下血をはじめ鼻血、生理過多に煎服する。また蓮根の節の部分を藕節と称し、これを止血剤とする。  花托(かたく/蓮房)中にある子実を蓮肉または蓮子という。『神農本草経(しんのうほんぞうきょう)』には、藕(ぐう)実の名で収載されていて、藕は蓮根のことであり、またその実を指している。薬効は「補中養神益気力、除百疾」とあり、滋養強壮作用があると記されている。藕実を薬用にする場合、水に入れて沈むものだけを選んで用いる。これをホウロクなどで軽く炒り、食用にするのである。
 『大和本草
(やまとほんそう)』には、蓮肉に二十分の一の甘草(かんそう)を混ぜて粉末にし、これを熱湯に入れて飲むと強壮剤になると記されている。
子実、葉、地下茎を食用や薬用にする。

 葉
(荷葉)は民間療法では、キノコの中毒に生葉をつき砕いて汁を飲ませるか、干葉を煎服すれば効果があるとされる。
 


これより先をご覧になりたい方は入会案内をご覧下さい。


入会案内はこちら

daitouryu.net会員の入会はこちら



<<戻る トップへ戻る 次へ>>

  運気     八門人相     房中術     癒しの杜     菜根譚     小説     会報Back No.     合気     蜘蛛之巣伝     死の超剋     霊的食養     心法